Wednesday, March 2, 2011

北朝鮮と安保問題


北朝鮮の金日成(Kim Il Sung)は彼が死ぬ前の1994年、日本のNHKからの記者の代表とインタービューした事があった。その記者は彼に、東北アジアの安保展望はどうか、アメリカの東北アジアの安保のため役割は何かを聞いた。彼はこういうふうに答えた。「冷戦が終わった今日、アメリカが東北アジアに核とか他の軍事基地を持っている理由はない。アメリカは東北アジアから軍隊や核武器を撤退するべきだ。」1 アメリカの世界的な戦略を考えない場合、この答えは正しい。例えば、日本自衛隊の戦力は日本を充分防衛できる。2007年の自衛隊年鑑によると、平成18年(2007年)、自衛隊の定員は自衛官251,222人、事務官等23,259人、総計274,481人である。2 事務官等は防衛庁の人間も含むから、その数を除外しても、二十五万人ぐらいの軍人がいる。日本の憲法による自国の防衛だけなら、少なくない数だ。だが、日本人の中にはそれでも米軍の日本駐留に賛成する者がいる。

そんな人の目先の恐れは北朝鮮である。北朝鮮は70年代に入り日本との公式的な関係を始めたが、まだ日本の朝鮮半島での植民地時代の歴史について合意に行き着いていない。 それに、両国の間には拉致の問題等がまだ解決されていないので、両国民の不信は深い。そんな不信の上、北朝鮮が90年代から開発している核武器やミサイルは、一部の日本人には自衛隊では足りない、大きいな安保問題になる。これは、他の目的のための政治的なレトリックかもしれないが、問題は、このが、ある人は米軍が日本に駐留しなくてはいけない根拠になっているのである。さらには、朝鮮半島での軍事的な不安が日本本土におよぼす影響を気にする事もある。「米国は日本に周辺類似関連法案の成立を強く要求している。なぜか?それは北朝鮮南侵を含む朝鮮有事の時期が切迫していることにほかならない。。。いずれにせよ[北朝鮮が]米軍の支援基地である日本を攻撃目標にすることは当然であり、単なるおどしではない。」3 こんな主張は米軍の駐留を反対する側も使える論理であり、一つの矛盾である。


1 Kim Il Sung, "Kim Il Sung: Answers to Questions Raised by a Japanese Journalist Delegation from NHK." (Pyongyang: Foreign Languages Publishing House, 1994), 4.
2防衛日報社、2007自衛隊年鑑』東京: 防衛日報社, 2007)、101。
3田中・龍、北朝鮮・日本を攻撃:その時どうなる、危機迫る恐るべきシミュレーション、日本は崩壊するか?』(東京: エール出版社, 1999)3。

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